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ギフテッドの悩みの伝わらなさについて




ギフテッドの方々が抱える悩みについて、いろいろ調べてみた所、学生時代に先生から遠ざけられたり、喜びを共有できなかったりといったことがあるようです。
ギフテッドでない方がそれを見たとき、おそらく、はぁ?だから?自慢ですか?みたいな反応になると思うんですね。
理由は多くの人が抱える悩みよりも程度が遥かに小さいと感じるからです。

でもこういった反応は決して間違っていないと私は思っています。思う側も思われる側も、真だと思います。

それはギフテッドの悩みの根幹は、神経が研ぎ澄まされていることにあるからだと思うわけです。
小さな異常部分、細かな変化、全体の中の小さな違和感。こういった小さな出来事でも、周りのひとが思っている以上に重くのしかかっているのだと思います。
直接的なストレスを受けた日には、頭がパニックに近い状態となり、何も手につかなくなっているかもしれません。

だから、悪い言い方をするとストレスに弱い人が多い。
実際のところは、小さな出来事からでも大きめの心理的ストレスを受けている。
良い言い方をすると神経が研ぎ澄まされている。となる。


別の側面からこの伝わらない問題について考えてみると、
例えば、警察24時という番組でよく見かけるような、何回も刑務所に入っているのに繰り返し人を騙して逮捕された詐欺犯の話や、 沢山の人に迷惑をかけて繰り返し訴訟を起こされている人など。
全ての犯罪者に対して言えるわけではないけれど、一部の破滅的な行動をとる人たちについて、 こういう人たちの感覚が理解できますか?という話。

おそらくはギフテッドと同様に、犯罪者に対してもまた、なぜそのような破滅的な行為に走れるのか?どうして平穏な日常をおくれないのか?
と、その心境を理解できないのではないかと思います。

私はギフテッドでも犯罪者でもないので、普通の人として双方の感覚について最大限に想像力を働かせて考えてみました。
すると、神経の敏感さ、ストレスを感じる程度がそれぞれ違う。という結論にたどり着くわけです。

だから、事実としての出来事をいくら並べ立てられても、互いにその心境は理解できず、すれ違いは解消されない。
・犯罪傾向者には自分が思っている以上に他人が深く傷ついているということを根気よく伝えてほしい。
・ギフテッドの言う「針で刺された」は「ハンマーでどつかれた」に変換して受け止めてあげてほしい。
・ギフテッドにイラッときた時には、気持ちをそのままぶつけず、言葉を選んで指摘してあげてほしい。
この場合の「多様性を受け入れる。」とは、「ストレスや神経に対する基準の違いを理解して共存する」となるのかなと思った次第です。


ついでにもう一つ、上記が間違っていないとすると、なんとなく1つの傾向が見えてくるわけで、
①ギフテッド
②一般人
③犯罪傾向者(再度ごめんなさい)

に神経の敏感さが強く影響しているとしたら、①には怖がり屋さんが多く、③には度胸のある人が多い。となります。
イコールとまではいかないとしても、なんとなくそんな傾向を感じます。


最後に、ギフテッド教育について

現在、高校・大学は能力別の進路となっていますが、一般的に高学歴な人ほど「学習」というストレスを受ける行為に向き合ってきた人が多いため、精神力は強いように思われます。
一方でギフテッドの場合、それを才能で成し遂げてきたため、伸びしろが大きい反面、神経が敏感でストレスに弱いという真逆の傾向があると思われます。
才能で成り上がった者と努力で成り上がった者、どちらが上か?という問題ではなく、属性の違いとしてギフテッドという少数者に配慮した新たな枠組みが必要と感じます。

理由:
クラスの9割がモヒカン頭だと、勉強どころではないと思います。
同様に、ギフテッドの子供たちもまた、学校という未熟な子供たちの集まる場面において異質なものとして的になりやすく、 いじめや心無い一言に対して私たちが想像するよりずっと大きなストレスを感じ、勉強に集中できない子供が多いと考える為です。

才能豊かな彼らは、将来この国に非常に大きな創造をもたらしてくれるかもしれません。
ギフテッドの子供達に対しては、早い段階で社会につぶされてしまわないように、専用の受け皿となる小学校、中学校を増やし、 じっくり彼らに向き合ってあげたほうが、本人にとっても、この国の発展にとっても、良いように思います。



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